釣り堀

https://twitter.com/Ro_Puru

ルーツ・アニメ

 目覚ましの音で目を覚ました。今日は休みなので映画を見に行こうと昨日寝る前に決めていた。先週から宮崎駿ジブリ作品がリバイバル上映されているのでそれを見に行くのが目的だ。

 

 もののけ姫ゲド戦記千と千尋の神隠し風の谷のナウシカの4作品が選ばれ上映されている。正直、ゲド戦記がこのメンツに入っているのに大きな疑問を感じたが他3作品は妥当なものなので納得した。この選定ならラピュタがあってもよさそうなものなのに入っていないのはかなり残念だ。

 ゲド戦記を除く3本を見たかったが、上映時間との兼ね合いで千と千尋の神隠しナウシカの2本を見ることにした。

 

 まず千と千尋の神隠しを見る。これを見るのは3,4年ぶりぐらいだろうか?Twitterで確認したところセンター試験の翌週に金曜ロードショーでやっていたようだ。ちなみにセンター試験の前日はナウシカが放送されていた。

 最近サブスク解禁されたジブリ劇伴をよく聴いていたので実際に映画を見られるのはタイミングが良かった。映像だけでなく劇伴の方にも注意しながらの鑑賞をすることができた。

 

 千と千尋の神隠しのメインテーマ(?)であるあの夏へは特に意識せずとも耳に残り、ジブリ作品にそれほど関心のない人でも聴き覚えのあるものだと思う。テレビのCMで死ぬほど流れてそうだし。

 久石譲さんの作る劇伴で特に作品のメインテーマになるようなものは非常にキャッチーというか、記憶に残りやすくかつ聴きやすく、懐かしいような切ない気分にさせられるものが多くて好きだ。これは単に子供の頃からこの人の作る楽曲に慣れ親しんできたせいかもしれないけども。

   

 久石譲さんがジブリ作品に提供した楽曲で好きなものを挙げれば枚挙に暇がないといった感じではあるが、メインテーマ級のものはこれらになるだろう。

 

 話が逸れた。千と千尋の神隠しも何度も見ているので新しい発見のようなものはあまりなかったが、一つ大きな事に気づいた。

 千尋もとい千を見ているとか胸がざわつく。これは可愛いアニメキャラを見た時に感じる胸の高鳴りと同一のもの。今まではただの主人公としか見ていなかった千が私の中で可愛いキャラ認定されたようなのだ。

 一体どのような箇所で胸がざわつくのかと言うと、半狂乱の白や暴走したカオナシに対するなだめるような態度。「よしよし、~~~。」といった語りかけに母性、俗に言うバブみを感じてしまった…。千、10歳にしてあの色気はなんだろう。さすが少女の母性の表現に力を注いだ少女愛者・宮崎駿監督の作り出したキャラクターといったところなのか。とうとうジブリ作品にまで萌え豚の視点を持ち込んでしまったようだ、そんな気づき。

 

 次にナウシカを見る。ナウシカに関しては幼稚園生の頃から母性を感じていて、初恋レベルで好きになったキャラクターなので今見ても当然かわいい。序盤にまるで博愛主義者のような演出がなされるも、父親を殺された際には怒りに我を忘れ敵を殺害する箇所もある。可愛くて光属性の性格を持つ女の子が悲しいを顔してたり、精神的に闇落ちするのが好きなオタクなので、こういうのを見ちゃうと嬉しくなっちゃうな…*1

 ナウシカ未来少年コナン天空の城ラピュタのように過去に発達した文明が存在したことが示唆される作品だ。この設定、好きじゃないオタクはいない。戦争から1000年経ち、さらに腐海により荒廃しきった地球が舞台というのもまたいい。Wikiによると風の谷はクリミア半島あたりが舞台なんだとか。実在する土地が劇中では滅亡してるのにロマンを感じちゃう…。あの地球は既に腐海で大部分を覆われているらしいけど、宇宙から見たらどんな風に見えるのだろう、気になる。

 この作品も劇伴がいいものばかりでどれも好きだが、特にメーヴェコルベットの戦いは使用されるシーンと合わせて興奮が最骨頂に達するものだろう。ナウシカを乗せたペジテの船にトルメキア軍が襲撃し、船からナウシカを脱出させるため、アスベルがメーヴェを蹴り出すところから曲が始まる。空に放たれたナウシカは応戦するペジテの人々を見ながらも離脱することを決意、ナウシカの操縦するメーヴェにトルメキアのコルベットが追撃を仕掛けるというシーンだ。穏やかな楽曲だけでなく、激しく気分を高揚させるものまで完璧だな…。

 

 映画を見終わるとナウシカの原作を読みたい欲求が高まる。どのような設定なのか少し耳に挟むこともあり、その断片的な情報から面白そうだなとは思っていた。大学図書館にも置いてあることだし在学中に読んでおきたい。

 

 映画を見て帰り道の途中でスーパーに寄り帰宅する。夕飯は麻婆豆腐にした。それからダラダラしていると時間が立ち今になる。

 

今日聴いた音楽

 

*1:昨日の日記には書かなかったけど、プリコネ最終回でペコリーヌちゃんが悲しみで泣いてる顔を見たらめちゃくちゃ興奮しちゃった